すみません。道がわかりづらくて〜道に迷ったのでクチコミ点数下げますというお客様に。
2016/03/14
鳴門海月ブログ編集長のちゃんくりです。
鳴門海月のあるあるを今日はご紹介させて頂きます。
それは?
「道に迷ってぐるぐる何度も回ったのでクチコミ下げます」
とお客様によく書かれてしまう。
曰く、もっと分かりやすく標識を大きくして下さい。と。
実は当館創業以来、お客様からのこのご要望、
何千回も頂いております!
にも関わらず、この様なクチコミが減らない。
つまり大きな目立つ看板を設置していない。
それは怠慢じゃないか!
そんなお声が聞こえてきます。
私がお客様でもそう言うでしょう。
実は大きな看板、出したくても出せない事情が。。。。。
その理由とは?
ここが
国立公園内!
だからなのです。
とここで国立公園とはなんぞや?という疑問が湧いてきましたので、調べてみました。
【国立公園とは?】
日本における狭義の国立公園は、自然公園法に基づき、日本を代表する自然の風景地を保護し利用の促進を図る目的で、環境大臣が指定する自然公園のひとつである。(wikipediaより)
そして鳴門海月のある鳴門公園エリアはまるっと瀬戸内国立公園に属していまして、
で国立公園でもいろいろ区分がありまして、その中でも
特別区域
という特別な区分に属する場所に、当館は建っちゃってるんですよ。
特別区分って何?と思ったので、これまたwikipediaから引用しちゃいます。
【特別地域】
風致の維持に重要な地域が指定され、その重要度により第一種から第三種までの区分がある。
普通地域で届出が必要な行為に加え、指定動植物の採取や損傷、建物の色の塗り替え、自動車や船の乗り入れなどに「許可」が必要になる。また、本来の生息地でない動物を放すこと、本来の生育地でない植物を植栽したり、その種子をまくことにも「許可」が必要になる。
ということなんです。ちょっと難しいですね。
簡単に言うと、当館の所有地はもちろん、公道などの脇などに、看板を設置する際に、景観を損ねると判断されるような、表示類が相当厳しく制限されているエリアになっているんです。
そのため当館の看板は、道のわかりにくさに加え、非常に小さいものになっています。また看板に当てる照明も、非常におとなしい物になっているため、夜真っ暗になると、道に迷われる方が多く出現してしまうという訳なんです。
これ実は翻ると、
めっちゃ貴重な景観地
の、ど真ん中に当館が立地しているという証明なのです。
エスカヒルの上から見た鳴門海月(白い建物)
つまり、
鳴門海月への道が分かりづらいのも
大きな看板がないのも
全ては、絶景のせい!
なのです。
なんて罪な鳴門海峡の絶景。。。。
ということでみなさん、私たちは怠慢で看板を大きくしないのではないのです。
みなさんが道に迷われるのは、貴重な絶景を守るために必要なことだったのです。
道に迷った分、絶景に出会う確率がアップする、そんなイメージでしょうか。
いえいえ。
我々スタッフもお客様に御迷惑をお掛けするのを、歓迎しているわけではありません。
ネットで道案内のページを作成したり、
事前に道がわかりにくいことをアナウンスしたり(これはまだまだ足りてないかもしれません)、
道に迷われた場合はお電話にてご案内をさせていただいたり、
日々工夫はしているのですが。
まだまだの様です。
そう迷われるもう一つの原因、カーナビやネット地図上で、当館が出てこず、以前の施設名(七洲園エディングホテル)が出てくる場合がある件については、修正できる部分は全て修正をしているのですが、カーナビ会社さんやネット地図会社さんに何度も連絡をしても、なかなか修正がかからない場合もあり、その点については今しばらくお時間を頂戴しないといけないかもしれません。
とにかく
鳴門海月へは道がわかりにくいです!
これは確かです。
でもそれは絶景を守らんとする、国の努力の結果ということを、お心に留めて頂ければ幸いです。
そして外観の改修も規制でなかなかできず古びた外観の鳴門海月にひとめでがっかりせずに、
とりあえずホテルの中に入ってみてください。
そこには出会ったことのない、素晴らしい絶景があなたを待ち構えています。
貴方様のお越しを心よりお待ち申し上げております。
(ちゃんくり)